家系図作成のおすすめアプリと選び方、メリット・デメリットを解説!

2026.06.22

効率的に家系図作成を進めるには「目的に合わせてツールを選び分けること」が重要です。

紙、PCソフト、スマホアプリにはそれぞれ得意領域があります。各ツールの特徴やアプリの選び方を知ることで、作業効率や家族間での共有のしやすさが劇的に変わります。

紙・PCソフト・スマホアプリの特徴比較

まずは、それぞれの媒体の長所と短所を押さえておきましょう。

紙(手書き・印刷)

  • 【長所】 物理的な保存性が高く、法事や親族への贈答にそのまま使える見栄えの良さがあります。
  • 【短所】 人物が増えたときの更新や書き直し、親族への複製・共有に大きな手間がかかります。

PCソフト(デスクトップ型)

  • 【長所】 大規模な家系図を扱いやすく、詳細な編集や印刷レイアウトの微調整に優れています。
  • 【短所】 スマホに対するUI/UXに弱く、基本的にはパソコンの前での作業が最適です。

スマホアプリ

  • 【長所】 移動中などの隙間時間にサッと入力でき、情報の鮮度を保てます。写真やメモの添付が容易で、家族の招待や共同編集もスムーズです。
  • 【短所】 画面が狭いため多世代の全体像を把握しにくく、レイアウト調整に制限があるケースが多いです。また、サービス終了時にデータが消えるリスクもあります。

💡紙で見栄えの良い家系図を作りたいなら

アプリはデータ管理を前提としているため、綺麗な印刷には不向きな面もあります。贈答用などの本格的な紙の家系図を作りたい場合は、専門業者への依頼が確実です。

後悔しない家系図アプリの選び方:7つのポイント

数あるアプリの中から自分に合うものを選ぶために、以下の7点をチェックしましょう。

①料金モデル

無料(広告あり)、買い切り型、サブスク型などがあります。長期保存を前提とするなら、広告がなく容量に余裕がある有料プランの検討も必要です。

②対応OS

iOS(iPhone)とAndroidの両方に対応しているか。家族で共有する場合、お互いのスマホのOSが異なると共有できないトラブルが起きます。

③データ形式(GEDCOM対応か)

世界共通の家系図フォーマット「GEDCOM(ゲドコム)」に対応していれば、作成したデータ(.gedファイル)を書き出して、将来別のアプリやPCソフトへデータを移行(乗り換え)しやすくなります。

④編集と表示の柔軟性

兄弟の順序入れ替え、複数家系の管理、縦表示・横表示の切り替えができるか。特に「縦型表示」は日本の過去帳や仏事の整理に便利です。

⑤共有と連携機能

家族を招待して一緒に編集できるか、「閲覧のみ」などの権限設定ができるかを確認しましょう。また、PCと連携できると大画面での作業が楽になります。

⑥記録検索やDNA連携

海外発のアプリに多い機能です。歴史的資料の検索やDNA検査結果との連携でルーツを深掘りできますが、多くは有料かつ英語中心となります。なお、DNA情報の提供にあたってはプライバシーや倫理的な側面への配慮も必要です。

⑦データの保存とライフログとしての機能

万が一のサービス終了に備え、バックアップやエクスポート機能があるかは必須チェックです。また、単なる「名前のつながり」だけでなく、その人の生涯の記録や家族の思い出を一緒に残せるかという点も、今後の家系図アプリ選びでは重要視されています。

国内向けの主要な家系図作成アプリ4選

日本国内でよく使われている代表的なアプリの特徴をご紹介します。

① すいすい家系図

登録不要でインストール後すぐに使える、初心者向けのシンプルなアプリです。

  • 料金: 無料
  • 対応OS: iOS / Android
  • 特徴: 直感的な操作で人物を追加でき、兄弟の順序変更も簡単です。GEDCOM形式のエクスポートにも対応しているため他ツールへの移行も可能ですが、リアルタイムなPC連携機能はないため、スマホ内での手軽な作業に向いています。

② 家系図 by 名字由来net

名字や家紋のデータベースを持つ「名字由来net」が運営するアプリです。

  • 料金: 基本無料(アプリ内課金あり)
  • 対応OS: iOS / Android
  • 特徴: 複数系統の管理が可能で、家紋の登録ができる点がユニークです。公開データから遠縁やご先祖様を検索する機能も備わっています。

③ らくらく家系図

複雑な機能を削ぎ落とし、とにかくシンプルに家系図を作りたい人に適したアプリです。

  • 料金: 無料(登録不要)
  • 対応OS: iOS / Android
  • 特徴: 動作が軽量で直感的に作図できます。共同編集機能はなく、作成した家系図は画像として書き出して家族に共有する形になります。

④ ファミリーストレージ(弊社運営)

従来の「家系図を作るだけ」のアプリとは一線を画す、家族の歴史と今を残すライフログSNSです。

  • 料金: 無料
  • 対応OS: PC・スマホ(ブラウザ対応)
  • 特徴: 家系図作成機能(ファミリーマップ)はもちろん、最大の特徴は「個人や家族の詳細な歩み・思い出・健康などのあらゆる情報」を安全に蓄積(ストレージ)できる点にあります。
  • 優位性: 単なる名前の線引きにとどまらず、ご先祖様や家族が「どんな人生を歩んできたのか」というストーリーや大切な記録を、未来へ継承できます。家族間での大切な情報共有プラットフォームとしても最適です。

国内アプリの比較一覧表

アプリ名料金モデル対応OS特徴・おすすめのタイプ
すいすい家系図無料iOS / Android登録なしで今すぐ手軽に始めたい方
家系図 by 名字由来net基本無料(課金あり)iOS / Android名字の由来や家紋も一緒に管理したい方
らくらく家系図無料iOS / Android機能を絞ったシンプルな作図を求める方
ファミリーストレージ無料PC / スマホ家系図と一緒に、個人および家族の思い出や大切な情報を未来へ残したい方

海外発の家系図作成アプリ

ルーツを世界規模で徹底的に調べたい、または海外に親戚がいる可能性がある場合は、以下の海外発アプリも選択肢に入ります。

① MyHeritage(マイヘリテージ)

世界中で使われている大手サービス。家系図作成だけでなくDNA検査サービスも提供しており、検査結果と連動して世界中の親戚候補を自動でマッチングしてくれます。GEDCOM対応で、PC・スマホ間の同期もスムーズです。

② Ancestry(アンセストリー)

米国最大手のサブスク型サービスです。膨大な国勢調査や移民データなどの歴史的記録資料を保有しており、海外ルーツの本格的な学術調査・研究に圧倒的な強みを持ちます。

③ FamilySearch ツリー

非営利団体が運営する完全無料のクラウドサービスです。世界中のユーザーがひとつの巨大な家系図を共同で作り上げていく仕組みのため、公開性が高い反面、無料で膨大な歴史資料にアクセスできるメリットがあります。

【目的別】家系図アプリの最適な運用パターン

「家系図を作ってどうしたいか」によって、おすすめのアプリは異なります。

パターンA:手早く「親戚への配布家系図用」を作りたい

法要や家族会で配るために、短時間で見栄えの良いものを作りたいケース。

進め方: 国内のシンプル系アプリ(すいすい家系図、らくらく家系図、ファミリーストレージなど)で主要な親族を入力し、画像やPDFとしてA4・A3サイズに印刷して配布します。高齢の方でも見やすいよう、文字サイズや余白に配慮するのがコツです。

パターンB:家族の思い出や大切な記録を「未来へ遺したい」

単なる家系図の形だけでなく、家族の歴史や個人史、大切な情報をまとめて管理したいケース。

進め方: 『ファミリーストレージ』を活用し、家系図の作成と並行して、それぞれの人物の思い出の写真、エピソード、ライフログなどを蓄積していきます。クラウド上で安全に管理されるため、世代を超えた「家族の資産」として最も確実に引き継ぐことができます。

パターンC:戸籍や史料を駆使して「本格的にルーツを辿りたい」

過去帳の縦書き体裁にこだわりたい、あるいは数百年遡る調査をしたいケース。

進め方: アプリは隙間時間の「情報収集・メモ用」として使い、集まったデータをGEDCOMやCSVでPCへ移行。最終的なレイアウトや専門的な調査は、PCの専用ソフトを使ったり、家系図専門業者(トラディション・ブルー等)へ依頼したりするのが賢明です。

まとめ

最適な家系図アプリを選ぶステップは以下の通りです。

  • 目的を決める(ただの家系図作成か、配布用か、思い出やライフログの保存か)
  • 必須条件を絞る(家族と共有できるか、スマホのOSは合っているか)
  • 試してみる(まずは無料トライアルや無料アプリで操作感をチェック)

家系図作成は、単に「線のつながり」を確認するだけでなく、家族の物語や絆を再発見する価値ある素晴らしい体験です。

まずは手軽に使えるアプリから、あなたと家族にぴったりのツールを選んで第一歩を踏み出してみませんか?